sitto | モノな気分で

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遠い過去に僕も感じた言葉。
ずっとそばにいて、ずっとその子のために生きていけると
思っていたけど、それは僕だけだった。
周りにいる女の子は背景にすぎず、全ての存在は
僕の中ではたいして意味はなかった。

突然訪れた別れ。

そのころの僕では何もすることができなかった。
臆病者にはどうすることもできなかった。

たった一言の言葉だけでも
それは大きく道を揺るがしたのかもしれないけれど
今となっては、もう変わることのない事実。

そらを見上げると同じ空の下に
その子はいるんだなって
せつなく思う。